【11月後半〜12月前半の活動報告】

冷たい風が頬に触れるたびに冬の訪れを感じる季節となり、Orangeでも少しずつクリスマスに向けた準備が始まっています。子どもたちのワクワクした声とともに、施設内もあたたかな雰囲気に包まれています。

今年も上級生のお子さんたちが中心となり、施設内の飾り付けやアドベントカレンダーづくりに取り組んでくれました。アドベントカレンダーのデザインや中に入れるものを周囲と相談しながら協力して制作を進める姿はとても頼もしく、完成したカレンダーは下級生のお楽しみになっています。飾られたアドベントカレンダーには子どもたちも興味津々で、来所するたびに嬉しそうに見に行く姿が見られます。カレンダーをめくるワクワクの時間が、曜日の感覚や昨日・今日・明日といった日付の概念にもつながっており、楽しみながら学べる機会にもなっています。喜んでいる子どもたちの表情を見て、職員もクリスマスまでの気持ちを一緒に共有できるのがとても嬉しい瞬間です。

さらに、12月の壁面には、子どもたちがそれぞれに飾り付けたもみの木や雪だるまが並び、季節の彩りを添えています。カラフルな飾りや個性豊かな表情がたくさん散りばめられており、壁面から子どもたちの思いがあふれ出てくるようです。見るたびに心が温かくなる、そんな素敵な冬の景色が広がっています。

寒さが厳しくなるこの時期は、施設内の環境づくりにも力を入れています。Orangeでは、室内がすぐに暖まりやすく湿度が保たれやすい点から、主な暖房器具として石油ファンヒーターを使用しています。加えて、加湿器による湿度調整やこまめな温度管理を行いながら、快適な環境で過ごせるよう努めています。感染症が流行しやすい季節でもあるため、換気の徹底や手洗い・消毒など、日々の感染対策も継続しています。ご家庭でも引き続き体調管理へのご協力をお願いいたします。

今月は避難訓練も実施しています。訓練時には職員の誘導のもと、子どもたちは落ち着いて行動し、スムーズに避難することができました。非常時に備え、日頃から「もしも」の場面を意識できるよう、これからも丁寧に働きかけていきます。

これからますます寒くなりますが、季節ならではの行事や学びを楽しみながら、子どもたちが安心して過ごせるよう引き続き支援してまいります。