「勉強が苦手」「勉強ができない」

夏休みに入り、宿題が多くでている事と思います。

勉強に苦手意識のある子も多いと思います。特にテストや成績表などで、周囲と比較してしまい、その気持ちが強くなりやすいです。

 

よく「出来た」「出来なかった」の結果だけ伝えてくれる子がいますが、私たちは点数をあまり重要視していません。むしろ、間違い方のほうが重要です。

例えば、「漢字が苦手」と言っても、まず机に向かって集中できない子がいれば、姿勢が崩れて字を書く状態ではない子、形を認識できずに漢字を写すことが難しい子、書くことに必死になり覚える余裕がない子等、理由は様々です。その子たちに、無理やり反復練習をさせるのは、ただ苦痛な時間を過ごさせるだけになってしまいます。

Orangeでは、個人個人に適した接し方ができるよう、目線の動き方や話し方、雑談でどんな話題を選択するのかなどを確認しています。そして宿題を見る時には、その子がどのような姿勢で勉強に取り組めているのか、集中は何分持つのか、どんな字を書いているのか(字の形が崩れていないか)、間違い方のパターンはあるのか等を確認しています。その観察の中から、特性をみつけて支援に取り組んでいます。

そして児童たちの気持ちに寄り添いながら、頑張った事や苦手な課題にチャレンジできた事に対してきちんと褒めて、苦手意識をもたせないよう努めています。