今日は、Orangeの2つ目の柱“療育”についてご説明させていただきます。
ホームページにも記載してある通り、Orangeにはメソッドやプログラムというものはありません。
各児童の課題に応じて支援を組み立てていくようにしています。
例えば、「塗り絵ができない」と言われていたお子さんに対して、集中して取り組める環境を設定し、塗るときの体の使い方を教えました。それだけでも、下で見てわかるように変わりました。
また、Orangeには児童の発達に合わせた教材を置いています。課題学習の時間や、児童の宿題の時間に教材を使って各児童にあった教え方で取り組んでいます。
例えば、1~10の数唱と数字の形の理解はできているけど“0”がわかっていなかったり、“1個”が分からない児童もいます。
Orangeでは、形だけの理解ではなく、生活に活かすためにどうしたらいいのかを考えています。「今何ができないか」という視点ではなく「これから何が必要か」という視点を大切にしています。
予定を伝えるだけではなく、予定の変更にも対応できるように取り組んだり、文字に興味がもてない場合は、文字を使った遊びの中から学習意欲が持てるように等、児童に合わせた支援を組み立てています。
こういった療育の結果は、各児童に頑張った分だけ返していきたい、と考えています。
その結果として、家でお皿を割ってしまう児童が外食に行けた、お泊りに不安のあった児童が宿泊訓練を楽しく過ごした結果「また行きたい」と言ってくれた、宿題ができない児童がOrangeでたくさん遊びたいから宿題を終わらせてきた等、たくさんのうれしい声が寄せられています。