Orange西延末 資質向上の取り組み

 1. 実践事例集の活用

Orangeでは、過去の成功事例から学びを得て、毎年実践事例集を作成しております。
この事例集には、具体的な支援方法や対策を詳細に記録し、職員全員に配布して共有しております。これにより、現場での実践に元づく知識の蓄積とその継承が行われます。効果的な支援手法の普及を図っております。

 2. 定期的な専門会議の実施

児童の個別状況や支援の進捗につきまして、週に1回以上の頻度で専門会議を開催しております。会議では、最新の情報を基に、児童の状態の把握、支援方法の見直し、課題の共有と解決策の検討が行われます。現場での情報が常にアップデートされ、迅速かつ適切な対応が実現しております。

 3. 包括的な研修プログラム

Orangeでは、以下の多岐にわたる研修プログラムを通じて職員の専門知識とスキルの向上を図っております(以下は一例にすぎません)。
外部に研修をまかせるのではなく、事業所内において、スピード感を持って、その時々に問題になっていることを学べるようにしております。実際に行われた研修の例:

効果的なアセスメント研修:
支援の入り口であり、最も大切な家族やご本人へのアセスメント手法とその実施方法を学びます。

マナー研修:

職場で求められる基本的なビジネスマナーとエチケットを徹底的に指導いたします。

中堅職員研修および新任研修:
中堅職員には リーダーシップと管理能力を、新任職員には業務基礎と役割認識を深める研修を実施いたします。
中堅職員研修については年3回実施します。発達障害について、障害特性や支援の方法や知識など、より深く実践的な知識を学びます。
新任研修については、新任研修プログラムに基づき毎月実施します。その時々で困っている事や行き詰っている事、疑問に感じていることなどを各施設長や社長にアドバイスをもらい、対応のヒントを得て実践に生かし、支援者としての基礎知識と考え方、実践方法を学びます。

個人情報保護研修:
個人情報の取り扱いや漏洩防止に関する法律と実務に基づく知識を強化いたします。

苦情対応研修:

苦情処理における適切な対応方法や、問題解決のためのコミュニケーションスキルを養います。

感染症対策研修および防災研修:
感染症の予防策と対応方法、災害時の安全確保に関する知識を徹底的に学んでまいります。

発達障害基礎知識研修:

発達障害の理解を深めるための基礎知識と最新の研究成果をお伝えいたします。

意思決定支援および意思形成支援研修:
利用者の意思決定を支援するためのアプローチと技術を習得いたします。
特にASDの方における意思決定、意思形成支援の大切さについて、実践を踏まえながら学んでいきます。

自立と自律に関する研修:

支援の最終目標である利用者の自立を達成するためにどうするか。自立と自律、の違いと、どちらも大切なことだが、どう取り組んでいくのかを学びます。

 4. 専門相談サポート

困ったときにいつでも質問できるようビジネスチャットによる専門相談を提供しています。
発達障害に長年携わる、経験豊富な職員が、答えています。
ビジネスチャットについては、現場で発生するさまざまな疑問や問題に迅速かつ的確に対応するためにもつかわれており、支援の質を保つとともに、リアルタイムでの情報共有にも役立てています。

これらはあくまで一例ですが、Orangeは専門的な取り組みを通じて、職員の専門性を高め、児童への質の高い支援の提供に努めています。